トランクルームとは
トランクルームとは、自宅に入りきらない荷物を保管することができるレンタル型の収納スペースのことで、近年急速に普及しているサービスです。
トランクルームの呼びかたは、レンタル倉庫やレンタル収納ともいわれていますが、収納する場所を提供する、というサービスは同じです。
トランクルームの多くは、月単位の利用契約になっていて、月々の利用料金を支払うことで、荷物の保管や出し入れを自由にすることができます。
トランクルームの場所や形態は、運営している会社によって異なりますが、ビル一棟や一部の階などの屋内にある場合や、コンテナを使って屋外に設置しているところもあります。
トランクルームのメリットとデメリット
トランクルームを利用するメリットは、自宅の敷地にプラスして収納スペースを増やすことができるので、その分空いたスペースを有効活用できる、という点です。
たとえば、都市部の住宅では狭いところが多く、収納する場所が限られているケースが多くなっています。また、お子さんがいる家庭では、成長とともに荷物が多くなりますので、自宅で収納スペースも足りなくなってくる、ということはよくあることです。
このようなとき、普段はあまり使わない荷物をトランクルームに保管しておけば、その分自宅のスペースを有効に活用することができるので、より快適な日常生活を過ごすことができます。
一方で、トランクルームのデメリットは、月々の料金が発生することです。自宅に保管しておけば、追加で料金を支払うことはありませんが、トランクルームを利用することで、料金が発生します。
ただ、例えば荷物の保管のために広い家に引っ越したとしても、いろいろな費用が発生したり、賃貸であれば家賃も上がることもありますので、トランクルームを利用した方が費用を安く抑えられる場合もあります。
トランクルームの主な会社
続いてトランクルームを運営している主な会社を紹介します。
ハローストレージ
ハローストレージは、エリアリンク株式会社が運営するトランクルームで、首都圏を中心に全国エリアに対応している大型トランクルーム会社です。
2021年6月時点で、全国に97,011室のトランクルームを展開しています。
ハローストレージのトランクルームの種類は、屋内型と屋外型トランクルームに加えて、1軒がまるごとトランクルームの専用建物になっているトランクハウス24シリーズのほか、バイク専用トランクルームもあります。
その他の特長としては、荷物の搬出・搬入をしてもらえるラクラク運搬サービスや、鍵の再発行などが無料になる安心保証サービスがある点に加えて、セコムやALSOKのセキュリティを完備している点があります。
Quraz(キュラーズ)
キュラーズは、株式会社キュラーズが運営するトランクルームで、全国の主要都市にキュラーズの店舗を展開しています。
2021年のオリコン顧客満足度調査では「トランクルーム レンタル収納スペース 利便性部門」1位を獲得するなど、とても人気のあるトランクルーム会社です。
キュラーズのトランクルームの特長としては、車で荷物を運んでくれる無料シャトルサービスが利用できる点や、火災保険・盗難保険が無料で付帯されている点に加えて、独自の空調システムを導入し、しっかり温度・湿度管理を行っている点があります。
加瀬のレンタルボックス
加瀬のレンタルボックスは、株式会社加瀬倉庫が運営するトランクルームで、全国に対応しています。
加瀬のレンタルボックスのトランクルームの種類は、屋内型と屋外型トランクルームに加えて、バイク専用トランクルームがあります。
また、通常のトランクルームのほかにも屋内型の大型ガレージ倉庫の貸し出しも行っています。
大型ガレージ倉庫は、作業スペースとしての利用の他、家具や家電の保管、商品の保管などにも向いています。
トランクルームの収納にはスチールラックがおすすめ
スチールラックは効率的に収納できる
トランクルームは便利な収納サービスですが、保管する荷物によっては積み重ねができず、上部のスペースが余ってしまうこともあります。
そのようなときは、スチールラックを利用することをおすすめします。
トランクルームでスチールラックを利用することで、トランクルームの上部までスペースを有効活用できるほか、保管する荷物の出し入れもスムーズに行うことができるので、効率的にスペースを利用することが可能です。
スチールラックは寸法・サイズの種類がたくさんある
トランクルームの収納にスチールラックをおすすめする理由の一つに、寸法・サイズの種類がたくさんある点があります。
トランクルームのスペースにはさまざまなかたちがあり、場所によっては、横幅が短かったり、天井が高かったりするところもあります。
その点、スチールラックは高さや横幅、奥行など、さまざまなサイズがあるので利用するトランクルームのスペースに合あわせて、ちょうどいいサイズのスチールラックを選ぶことができます。
また、倉庫のようなトランクルームでスチールラックを使用する場合は、増連型のスチールラックを使うことで、長さのある壁面でも、一面全てにスチールラックを設置することもできます。
スチールラックは収納物に合わせて棚板を追加できる
これに加えて、スチールラックは棚板を追加することで、収納スペースを自由に追加できることもトランクルームの収納に適した理由の一つになります。
棚板が固定式の収納棚の場合は、収納する荷物のサイズによっては入らず、スペースを無駄にしてしまう可能性があります。
スチールラックの場合は、棚板の移動や追加が自由にできるので、荷物にあわせて上下の寸法を調整することができ、トランクルームのスペースを無駄なく効率的に使うことが可能です。
また、収納する荷物を入れ変える時でも、棚板移動が簡単にできるので大変便利です。
スチールラックはオプションパーツを追加してアレンジできる
更には、オプションパーツを追加してアレンジできるのも、トランクルームにスチールラックをおすすめする理由になります。
例えば、冬物のコートなどたたんで収納することが難しい衣類でも、オプションのハンガーパイプを追加することで、スチールラックに吊るした状態で保管することができます。
スチールラックはオーダーメイドも可能
使用しているトランクルームとスチールラックのサイズが合わないときは、オーダーメイドのシステムを活用する方法があります。
スチールラックのメーカーによっては、サイズや色など自分の希望にあったものを注文できるほか、用途に合わせた形状に加工するなど、オーダーメイドに対応しているところがあるので、どうしてもサイズが合わない場合は、オーダーメイド対応のスチールラック専門店で購入することをオススメします。
トランクルームにおすすめのスチールラックとオプションパーツ
狭い場所でも取り付けが簡単なボトルレスラック
トランクルームはスペースが限られているため、スチールラックを組み立てる際は注意が必要です。
特に、組み立て時にボルトで固定するタイプのスチールラックの場合は、支柱を立てたまま組まなければいけないので、不安定な状態のままボルトを締め付ける作業を強いられます。
その点、ボトルレスラックはボルトを一切使わないので、工具もほとんど使わず簡単に組み立てることができ、スペースが限られたトランクルームでも、比較的容易に組み立てが可能です。
ボルトレラックは、各部材についている爪を支柱の穴に差し込み、落とし込んで組み立てます。
差し込みにくい場合は、接合部分をゴムハンマーでたたいてはめ込みますが、レンチやスパナといった工具を使う必要が無いので、組立作業に慣れていない方でも安心して組み立てができます。
おすすめのボルトレスラック BL150型/軽中量ボルトレスラック
ボトル8本で簡単に組み立てできる組立簡単らくらくラック
ミクニヤオリジナルの組立簡単らくらくラックもトランクルームにおすすめのスチールラックです。
組立簡単らくらくラックは、特殊な曲げ加工を施し強度を上げた特殊L型支柱に、ミクニヤ考案の”スイング式コーナー金具”を使用する事で、ボルトの使用数を8本まで削減しています。
狭い場所で組立簡単らくらくラックを組み立てる場合は、最初に棚板に金具をボルトで締めておき、組み立て時は棚板に金具が取り付けたままの状態で行います。
地震や揺れ対策には転倒防止用パーツ
トランクルームにスチールラックを利用する場合、スチールラックの設置とあわせて転倒防止対策をしておくことをおすすめします。
地震などで激しい揺れが起きると、スチールラックが転倒して、荷物が崩れ落ちたり、破損してしまう可能性もあります。
そのようなときでも転倒防止対策をしておけば、より安全に荷物を保管することが可能です。
トランクルームの場合、一般的には床面をボルトで固定することはできないので、穴あけが必要ない転倒防止ベースを使用するとよいでしょう。
転倒防止ベースは、スチール棚が前面に倒れないようにするための転倒防止用パーツで、支柱の足元に取り付けるタイプの転倒防止用パーツになります。
移動に便利なキャスター付きラック
また、トランクルームで荷物の配置のレイアウトを変更するときは、キャスター付きラックがあると便利です。
スチールラックは組み立てた後に移動する場合、2の人が両端で支える必要がありますが、狭い場所では人が入る分スペースが確保できず、苦労することがよくあります。
このようなときに、スチールラックにキャスターが付いていると、1人でも簡単に移動ができるので、レイアウトの変更も自由に行うことが可能です。
トランクルームでスチールラックを使用するときの注意点
サイズはトランクルーム会社の資料だけでなく、実際に測ってみる事
トランクルームでスチールラックを使用する場合、実際にスペースを測ってから購入することをおすすめします。
カタログやホームページなどでトランクルームの寸法が表示されていることがありますが、実寸した場合の寸法と違っていたり、梁や柱などがあって、表示寸法のサイズでは入らない可能性も考えられます。
せっかくスチールラックを購入しても、トランクルームにうまく収まらなかった、という失敗をしないよう、必ず実寸をしてから購入するようにしましょう。
スチールラックの寸法と実寸の違いに注意する
また、スチールラックも表記寸法と棚の外寸が違う製品がありますのでこの点も注意が必要です。
ミクニヤスチールラックの表記寸法の違いをまとめてみましたので参考にしてください。
型番 | BO100型・BO150型・SB100型・SB150型・ER100型 | 備考 | |
外寸 | 横幅 | +15mm程度 | 支柱がL型で棚板の四隅に取付をする為、その部分のみ▲80mm |
奥行 | |||
棚板実寸 | 横幅 | 表記寸法 | |
奥行 |
型番 | BL150型・BL200型 | 備考 | |
外寸 | 横幅 | 表記寸法 | |
奥行 | |||
棚板実寸 | 横幅 | ▲85mm | |
奥行 | ▲30mm |
型番 | BL300型・BL500型 | 備考 | |
外寸 | 横幅 | +60mm | 奥行900mmの棚板は450+450mmの2枚割り仕様 |
奥行 | +30mm | ||
棚板実寸 | 横幅 | ▲60mm | |
奥行 | 実寸 |
型番 | BO300型・BO500型 | 備考 | |
外寸 | 横幅 | +60mm | 奥行900mmの棚板は450+450mmの2枚割り仕様 |
奥行 | 実寸 | ||
棚板実寸 | 横幅 | ▲60mm | |
奥行 | ▲40mm |
型番 | BO1000型 | 備考 | |
外寸 | 横幅 | 表記寸法 | 棚板は150mmの割板仕様 |
奥行 | +40mm | ||
棚板実寸 | 横幅 | ▲120mm | |
奥行 | 実寸 |
まとめ
トランクルームは、自宅に入りきらない荷物を保管することができるレンタル型の収納スペースのことで、近年急速に普及している便利なサービスです。
自宅の敷地にプラスして収納スペースを増やすことができるので、その分空いたスペースを有効活用できるというメリットがあります。
トランクルームに荷物を収納するときは、スチールラックを利用すると、トランクルームの上部までスペースを有効活用できるほか、保管する荷物の出し入れもスムーズに行うことができるので、効率的にスペースを利用することができます。
トランクルームでスチールラックを使用するときは、狭いスペースで組み立てする必要があるので、ボルトを使わなくても組立できるスチールラックを選ぶことをおすすめします。
また、公表している室内寸法と実際の寸法が異なる場合があるので、スチールラックを購入する際は、実際に測ってから購入することをおすすめします。
追伸:スチールラックに関するご相談は、チャットやお問い合わせフォームから24時間いつでも受け付け中です。
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