研究室にはスチール本棚がおすすめ !選び方のポイントも詳しく解説

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研究活動には多くの書籍や文献が欠かせません。

論文の調査、専門書の参照、最新トピックの把握など、さまざまな資料を活用しながら日々研究を進めていく必要があります。

限られた研究室のスペースで、それらを効率的に収納や管理をするには本棚が欠かせませんが、研究室には頑丈で拡張性の高いスチール本棚がおすすめです。

そこで今回は、研究室におすすめのスチール本棚について、選び方のポイントとあわせて詳しく解説したいと思います。

スチール本棚とは

スチール本棚は、スチールを素材に使用している本棚です。

金属素材のスチールは、木材などと比べて非常に頑丈な特性を持っています。

そのため、大量の書籍を収納しても変形しにくく、長期的な使用に耐えられる優れた性能を発揮します。

本やファイルを保管するためのスチール棚

スチール本棚は、一般的にスチール棚と同じ金属製のスチールを素材に使用しているため、大量の書籍や資料を収納しても変形しにくく、長期的な使用に耐えられる頑丈な作りが特徴となっています。

棚板1枚の均等耐荷重は80kgに耐えられるものもあり、重量のある書籍でも余裕をもって保管することが可能です。

スチール本棚と木製本棚の違い

スチール本棚の最大の特徴は、木製本棚と比較して頑丈であることです。

木製の本棚と比較して耐荷重が優れ耐久性もあることから、大量の書籍を収納しても変形しにくく、長期的に使用することができます。

また、スチール本棚は木製棚板とは異なり、棚板の位置を細かく調整できるのも大きな特徴のひとつです。

通常の木製本棚は棚板が固定式のものが多く、保管する書籍や書類の大きさに合わせて位置を変更することができないため、無駄なスペースができやすくなります。

一方で、スチール本棚の場合は、書籍のサイズに合わせて細かく棚板の位置を調整することができるので、余分なスペースを減らして効率的に書籍や資料を保管することができます。

研究室にはスチール本棚がおすすめの理由

スチール本棚は頑丈な作りと豊富なサイズバリエーション、そして高い拡張性など、研究室の書籍管理に最適な機能を備えています。

頑丈で耐久性があるスチール製

耐荷重性に優れ大量の書籍を収納可能

スチール本棚の最大の特長は、木製本棚と比較して高い耐荷重性を発揮することです。

棚板1枚当たりの耐荷重は60~80kgに対応しているものもあり、研究室の大量の書籍や文献資料を安心して収納できる頑強な構造となっています。

変形しにくく安定感がある

スチール本棚は、金属製のスチール素材で作られているため、重量のある書籍でも変形しにくい優れた耐久性を備えています。

正しく使用すれば書籍の重みが原因で棚が傾いたり、棚板が抜け落ちたりすることもないので、研究室での書籍を長期的に保管する際も安心して使用することができます。

多様なサイズ展開

コンパクトから大型まで種類が豊富

スチール本棚には幅広いサイズバリエーションがあることもおすすめの理由の一つです。

例えばミクニヤの複柱単式書架では、高さは1950 mm、2250 mm、2600mmの3種類、奥行は260mm、295mm、345mm、445mmの4種類から選ぶことができるので、保管する書籍のサイズや保管数にあわせて、最適なサイズを選ぶことが可能です。

研究室のスペースに合わせて選べる

また、スチール本棚には通常サイズの複柱単式書架のほか、収納力が2倍になる複柱複式書架もラインアップされています。

研究室の面積が狭い場合はスリムで省スペースな複柱単式書架、一方で大量の書籍を収納する必要がある広めの研究室では複柱複式書架、というように書籍の量や研究室のレイアウトに合わせて種類を選べることもスチール本棚の魅力の一つと言えます。

拡張性があり増連結ができる

棚板の高さや枚数の調整が可能

スチール本棚は、棚板の高さや枚数を自由に変更できる構造となっています。

保管する書籍の量や研究室の状況に合わせて棚の配置を自在にカスタマイズできるので、研究内容やテーマによって、書籍の種類や保管する量が変わっても、柔軟に対応することができます。

増連結すれば横幅を拡張できる

さらにスチール本棚は、増連結にも対応していて、既存のスチール本棚に新たな棚を連結することで、横幅を自由に拡張することもできます。

蔵書が徐々に増えていっても、柔軟に対応できる拡張性を発揮します。

必要に応じて収納スペースを拡大できるのは重宝な機能といえるでしょう。

研究室向け!スチール本棚の選び方ポイント

スチール本棚を研究室に導入する際は、次のポイントに注目して選ぶことが重要です。

研究室のサイズや用途に合わせる

まずは、研究室のスペースや、書籍以外の収納場所などを考慮しましょう。

そのうえで、最適なサイズや種類のスチール本棚を選びます。

たとえば、大型の研究室であれば大容量のスチール本棚を選ぶのが賢明です。通路スペースが確保できれば複柱複式書架を2列、3列と配置していくことで大量の書籍を保管することができ、出し入れもスムーズに行うことができます。

スペースが限られた研究室であれば、複柱単式書架を壁面に配置することで、効率的に書籍を保管することが可能です。

増連結を行えば、省スペースで多くの書籍を保管することもできるので、手狭な研究室には最適の本棚と言えます。

耐荷重と収納力を重視する

また、研究室では研究に関連する書籍や文献は膨大な量になる可能性が高いため、十分な耐荷重と収納力を備えたスチール本棚を選ぶことも抑えておきたいポイントです。

棚板1枚当たりの耐荷重だけでなく、本棚全体の最大耐荷重もチェックしておく必要があります。

書籍の重さを十分に支えられる頑丈なスチール本棚を選ぶことで、安全で効率的な書籍の収納、保管が可能になります。

長期使用に耐える耐久性を重視する

また、研究室では長期間にわたった重量のある書籍を保管することもよくあるため、耐久性の高いスチール本棚を選ぶことも重要なポイントになります。

ホームセンターで販売されているような安価な製品の場合、スチール棚専門店のスチール本棚とは素材や固定部品が異なる仕様となっていて、耐久性が劣っている可能性があることから、研究室で使用することはあまりおすすめできません。

一方で、スチール棚専門店で取り扱っている高品質なスチール本棚であれば、頑丈な設計で高い耐久性を発揮します。

研究室では重要な書籍を取扱していることも少なくないことから、変形や破損の心配がなく、書籍の保管環境を長期間維持できるスチール棚専門店のスチール本棚を選ぶようにしましょう。

スチール本棚の種類


研究室で活用できるスチール本棚には、単柱単式、複柱単式、複柱複式、移動式といった主要な4つのタイプがあります。

それぞれの特徴を理解し、研究室のニーズに最適なものを選ぶことが重要です。

単柱単式書架

単柱単式書架は、左右の柱が1本ずつの合計2本の支柱で構成されたシンプルな構造の本棚です。

スペースを有効活用でき、コンパクトな設置が可能なのが特徴で、研究室の面積が限られる場合でも、無駄のない設置が可能です。

ミクニヤのスチール本棚の場合、棚板は48mmピッチで上下調節や段数の増減も自由に調整できるので、書籍のサイズに合わせて最適な収納を実現できます。

単柱単式書架 標準仕様
高さ 1880・2160・2450(mm)
横幅 970mm
奥行 300mm
棚板高さ 20mm
中板調整間隔 50mm
標準色 ホワイトアイボリー色メラミン焼付塗装
均等耐荷重 40kg/段

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複柱単式書架

複柱単式書架は、左右の柱が2本ずつの合計4本の支柱で構成されたスチール本棚です。

単柱タイプと比べ幅広い棚板サイズを提供できるのが特徴で、大型の書籍にも対応可能な設計となっています。

棚板の数は、支柱のサイズによっても異なりますが、最大で8段まで増やすことができるので、大量の書籍や資料を効率的に収納することが可能です。

重量のある書籍を保管する研究室にはおすすめの本棚といえます。

複柱単式書架 標準仕様
高さ 1950・2250・2600(mm)
横幅 900mm
奥行 260mm(B5縦用)・295mm(A4縦用)・345mm(A4横用)・445mm(B4横用)
棚板高さ 20mm
中板調整間隔 25mm
標準色 ホワイトアイボリー色
均等耐荷重 B5縦用 588N(60kg)/段 A4縦、A4横、B4横用 784N(80kg)/段

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複柱複式書架

複柱複式書架は、複柱単式書架を重ねることで、両面で使用できるタイプのスチール本棚で、複柱単式書架と比べて2倍の収納スペースを確保することができます。

書架の両側から本を取り出せるので作業効率の向上にもつながるほか、大容量の書籍管理に適しています。

研究室内部の空間を有効活用できる点が魅力です。

複柱複式書架 標準仕様
高さ 1950・2250・2600(mm)
横幅 900mm
奥行 475mm(B5縦用)・545mm(A4縦用)・645mm(A4横用)・845mm(B4横用)
棚板高さ 20mm
中板調整間隔 25mm
標準色 ホワイトアイボリー色
均等耐荷重 B5縦用 588N(60kg)/段 A4縦、A4横、B4横用 784N(80kg)/段

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移動式書架

移動式書架は、レールに沿って移動できるスチール本棚です。

書架をレール上で移動させることができるため、限られた研究室のスペースでも効率的に多くの書籍の収納が可能になります。

大型の書架も移動可能で、重量のある資料の配置換えも簡単に行えます。

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まとめ

スチール本棚は研究室の書籍管理に最適な機能を備えています。

頑丈な作りと豊富なサイズ展開、そして高い拡張性から、研究者の方々の業務を強力にサポートしてくれます。

スチール本棚にはさまざまなタイプが用意されていますので、研究室の環境、書籍の性質、必要な収納容量など、様々な条件を総合的に検討して、最適な製品を選ぶことが重要です。

また、研究現場では貴重な書籍を多く取り扱うことから、変形や破損のリスクを最小限に抑えられるスチール製が好ましいと言えます。

スチール棚専門店のスチール本棚製品であれば、長期的に書籍の保管環境を安定して維持できるでしょう。

ミクニヤでは、研究室向けのスチール本棚の購入や、設置に関するご相談を承っております。

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単体型

1台だけで使用(自立)できる棚。
増連型

増連型

単体型の支柱を利用(共有)して横連結が出来る部材。支柱の本数は2本。足りない2本は単体型と共有して使用します。増連型だけではご使用頂けませんのでご注意下さい。
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ボルトタイプについて

ボルトレスラック
ボルトを一切使用しないスチール棚。ボルトを使用しないので、棚の組み立てや段の移動が簡単に出来ます。
対応耐荷重① 150kg、200kg、300kg、500kg
ボルト式ラック
ボルトを使用して組み立てるスチール棚。一般的に同じ耐荷重ならボルト式の方が強度や揺れに強いです。500kg以上はボルト式棚をお勧めします。
対応耐荷重① 100kg、150kg、300kg、500kg、1000kg
セミボルトレスラック
天板と地板はボルト締めで、中板をフック金具を使用してボルトレスにしたもの。
対応耐荷重① 100kg、150kg
組立簡単ラック
弊社オリジナルのスチール棚。従来のアングル棚に特許を取得した弊社考案のスイング式コーナー金具を使用する事によって、組立に使用するボルト数を8本まで減らした組立簡単なスチール棚です。
対応耐荷重① 100kg
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素材について

スチール
鉄製のラック。一般的なラックで屋内でのご利用でしたら一番おすすめです。屋外でのご利用を想定している場合、焼付塗装をしているので、ある程度の防錆効果はありますが傷が付くとそこから錆びていきます。種類・サイズが豊富で一番安価な棚です。
ステンレス【SUS304】
ステンレス製のラック。SUS430よりも耐熱性・耐食性・耐久性に優れています。非常に錆びにくい素材なので、屋外・水場・クリーンルーム等でのご利用におすすめです。オーステナイト系で磁性を持ちません。一番高価な棚です。
ステンレス【SUS430】
ステンレス製のラック。耐熱性・耐食性・耐久性に優れています。錆びにくい素材なので、屋外・水場・クリーンルーム(クラスの高くないもの)等でのご利用におすすめです。フェライト系で磁性を持ちます。SUS304よりは安価な棚です。
高耐食めっき
鉄に特殊なメッキ層を被膜させていて、優れた耐食性・耐久性を兼ねそろえたラックです。屋外・水場でのご利用にも向いていますが、経年劣化によるメッキ剥離のリスクもございます。スチールとステンレスの間位の価格帯です。