水槽台におすすめのスチールラックは?注意点についても解説

スチールラック 水槽 画像
自宅にいながら水族館のような水の中の世界を堪能できるアクアリウム。

初心者から手軽に始められる一方で、水槽は小さくても水を含めるとそれなりの重さがありますので、安定した置き場所を確保する必要があります。

そこで今回は、アクアリウムで使用する水槽のサイズと、サイズに合ったおすすめのスチーラックについて、注意点を交えながら紹介していきたいと思います。

アクアリウムとは?

アクアリウムは水生生物の飼育設備

そもそもアクアリウムとは、水生生物の生態系を疑似的に作った飼育施設のことを言います。

水草や砂利、ソイルなどを使って魚などの水生生物が自然の中で生息している環境を水槽の中で作ることとあわせて、水をろ過装置やヒーター、クーラーなどの器具を使って、水生生物が生息しやすい環境を維持します。

水槽はアクアリウムの必須アイテム

アクアリウムを始めるにあたって一番欠かせない器具は水槽です。

水槽は水生生物が生きていく環境の土台となるもので、この水槽を介して、アクアリウムの美しい世界を堪能することができます。

スチールラックは水槽台としても利用できる

アクアリウムの水槽を設置する上で、必要になるのが水槽を置くための水槽台です。

水槽は水を入れると見た目以上に重量が増加します。

30㎝程度の水槽でも、水や装置を含めた重量はおよそ30㎏前後にもなります。

120㎝の比較的大きめな水槽では250~300㎏近い重量となりますので、水槽台はしっかりしたものを選ぶ必要があります。

アクアリウム専用の水槽台もありますが、スチールラックを水槽台として利用する方法もあります。

スチールラックは手軽に購入出来て、水槽の重さに耐えられる頑丈な作りになっておりますので、重量のある水槽でも安心して設置することができます。

アクアリウムで使う水槽のサイズとおすすめのスチールラック

アクアリウムで使用する水槽は、サイズによって重量が変わってきます。ここでは、水槽の大きさに合わせたおすすめのスチールラックを紹介します。

30cmの水槽(超小型アクアリウム)

30cmの水槽は、幅30cm × 奥行30m × 高さ30cmのキューブ型の水槽が一般的なサイズで、水槽の重量は、水や設備を含めるとおよそ30㎏前後になります。

スチールラックに30cmの水槽を置く場合、棚板全面に荷重をかけることができないため、およそ半分位の耐荷重が目安となります。

一般的な業務用スチールラックを水槽台として使用する場合、棚板1枚当たりの耐荷重は80㎏~100㎏程度の軽量棚であれば、問題なく設置することが可能です。

ただし、1枚の棚板に2つ以上の水槽を設置する場合は注意が必要です。耐荷重の上限(2/3未満の面積で均等に荷重をかけられない状態では、耐荷重の半分が目安)を超えないようにしましょう。

30cmの水槽(超小型アクアリウム)におすすめのスチールラック

組立簡単らくらくラック ER100

組立簡単らくらくラックは、ミクニヤオリジナルのスチールラックです。

組立簡単らくらくラックは、特殊な曲げ加工で強度を高めた特殊L型支柱に、独自開発の一体型コーナー金具を組み合わせて使用します。

この一体型コーナー金具は、最小限のボルト数で他の軽量棚と同等の強度を保つことができるため、少ないボルト数でスチールラックを組み立てることができます。

使用するボルトが少ない分、組み立て時間も大幅に短縮できるうえ、作業が苦手な方でも無理なく組み立てができる便利なスチールラックです。


組立簡単らくらくラック ER100の特長

軽量セミボルトレスラック SB100

セミボトルラックは、最上段、最下段の棚板はボルトで固定して、中板はフック金具を使ってボルトレスで固定するタイプのスチールラックです。

中板はボトルレス構造となっていますので、ボルト式ラックの強度を持ちながらも、中板の取付・移動が簡単にできる便利なスチールラックです。


軽量セミボルトレスラック SB100の特長

60cmの水槽(小型アクアリウム)

60cmの水槽は、幅60×奥行き30×高さ36cmが一般的なサイズで、水槽の重量は、水や設備を含めるとおよそ70㎏前後になります。

スチールラックに70cmの水槽を置く場合、30㎝の水槽と同様に棚板の2/3以上の面積に均等に荷重をかけることができないため、耐荷重の上限は、設定数値のおよそ半分が目安となります。

一般的な業務用スチールラックを水槽台として使用する場合、棚板1枚当たりの耐荷重が150㎏の軽中量棚であれば、問題なく設置することが可能です。

ただし、1枚の棚板に2つ以上の水槽を設置する場合、耐荷重が均等にかかりやすくなる半面、耐荷重100㎏の棚板では荷重オーバーとなってしまいますので注意が必要です。

一段の棚板に60㎝の水槽を2台設置する場合は、軽中量(150㎝/段)またはそれ以上の耐荷重があるスチールラックを選ぶようにしましょう。

60cmの水槽(小型アクアリウム)におすすめのスチールラック

軽中量セミボルトレスラック SB150

セミボトルラックは、最上段、最下段の棚板はボルトで固定して、中板はフック金具を使ってボルトレスで固定するタイプのスチールラックです。

中板はボトルレス構造となっていますので、ボルト式ラックの強度を持ちながらも、中板の取付・移動が簡単にできる便利なスチールラックです。


軽中量セミボルトレスラック SB150

軽中量ボルトレスラックBL150

ボルトレスラックは、ボルトを一切使わずに組み立てる方式のスチールラックです。

支柱に空いている穴に各部材に付いている爪を差し込んで固定します。

ボルトを使用しないので、棚の組み立てや段の移動が簡単に出来るのが大きな特長になります。


軽中量ボルトレスラックBL150

90cmの水槽(中型アクアリウム)

90cmの水槽は、幅90×奥行き45×高さ45cmが一般的なサイズで、水槽の重量は、水や設備を含めるとおよそ180㎏~200㎏前後になり、かなりの重量になります。

スチールラックに90cmの水槽を置く場合、棚板全面に荷重をかけられるよう、棚板寸法と水槽の横幅が近いものを選ぶことをおすすめします。

一般的な業務用スチールラックを水槽台として使用する場合、棚板1枚当たりの耐荷重は200㎏以上の中軽量棚であれば、問題なく設置することが可能です。

ただし、棚板の間口寸法が広く、棚板面積の2/3未満の面積で耐荷重が均等にかからない場合は、1段当たりの耐荷重が300㎏の中軽量棚でも荷重オーバーとなってしまいますので注意が必要です。

その場合は、中重量棚(500㎏/段)のスチールラックを選ぶようにしましょう。

90cmの水槽(中型アクアリウム)におすすめのスチールラック

中軽量ボルトレスラック BL200

ボルトレスラックは、ボルトを一切使わずに組み立てる方式のスチールラックです。

支柱に空いている穴に各部材に付いている爪を差し込んで固定します。

ボルトを使用しないので、棚の組み立てや段の移動が簡単に出来るのが大きな特長になります。


中軽量ボルトレスラック BL200

大型アクアリウム(120cm以上の水槽)

大型アクアリウムの場合、120cmの水槽では幅120×奥行き45×高さ45cmが一般的なサイズとなっています。

120cm水槽は、水や設備を含めると250~300㎏に近い重量になり、かなりの重さになります。

スチールラックに120cmの水槽を置く場合、棚板全面に荷重をかけられるよう、棚板寸法と水槽の横幅が近いものを選んだうえで、余裕のある耐荷重の製品を選ぶことをおすすめします。

一般的な業務用スチールラックを水槽台として使用する場合、棚板1枚当たりの耐荷重は300㎏以上の中量棚であれば、問題なく設置することが可能です。

ただし、棚板の間口寸法が広く、耐荷重が均等にかからない場合は、1段当たりの耐荷重が500㎏の中重量棚でも荷重オーバーとなってしまいますので注意が必要です。

その場合は、重量棚(1000㎏/段)のスチールラックを選ぶようにしましょう。

120cmの水槽(大型アクアリウム)におすすめのスチールラック

中量ボルトレスラック BL300

ボルトレスラックは、ボルトを一切使わずに組み立てる方式のスチールラックです。

支柱に空いている穴に各部材に付いている爪を差し込んで固定します。

ボルトを使用しないので、棚の組み立てや段の移動が簡単に出来るのが大きな特長になります。


中量ボルトレスラック BL300

スチールラックをアクアリウムの水槽台として使うときの注意点

スチールラックは水槽台としても利用できる便利な収納棚ですが、水槽専用の台ではないので使うときには注意が必要です。

メーカー保証を確認する

スチールラックは手軽に購入できる収納棚ですが、メーカーによっては水槽台として使用することを推奨されていない場合もあります。

特に重量のある水槽を設置する場合は思わぬ事故が発生する危険性がありますので注意が必要です。

スチールラックを水槽台として使用する場合は、購入する前にメーカーの仕様を確認してから購入するようにしましょう。

耐荷重に注意する

スチールラックを水槽台として利用する際は、耐荷重に注意することも必要です。

先ほどふれたように、スチールラックの1段あたりの耐荷重とは、棚板1枚あたりに収納物を均等においた場合の耐荷重のことで、具体的には、棚板全面の2/3を超えて均等に物を載せた場合に耐えられる耐荷重となります。

一方で、2/3未満の面積しか使用しない場合はおよそ半分位の耐荷重が目安となりますので、棚板面積の2/3に満たない水槽台をスチールラックに設置する場合は、水を入れた状態の水槽台の重量が耐荷重の半分を超えないよう注意しましょう。

水濡れや錆びに注意する

また、スチールラックを水槽台として使用する場合は、水濡れや錆びに注意することも必要です。

スチールラックの材質は一般的に鉄を使用しています。表面に塗装を施すことで防錆を行っていますが、長期間水にふれていると塗装表面の小さな気泡から水が浸入し、錆や腐食が発生してしまうことがあります。

スチールラックを水槽台として使用する場合は、こまめにふき取りを行うほか、防水、防錆スプレーなどを使用して、メンテナンスを行うようにしましょう。

スチールラックの錆が心配な方は、錆に強いステンレスラックを水槽台として使用することをおすすめします。

ミクニヤのステンレックラックは楽天市場棚・ラックの専門店 ミクニヤでも購入が可能です。

まとめ

スチールラックはアクアリウムの水槽台としても使用することが可能です。

スチールラックは手軽に購入出来て、水槽の重さに耐えられる頑丈な作りになっておりますので、重量のある水槽でも安心して設置することができます。

一方で、水槽は見た目以上に重量があるため、設定されている耐荷重を超えないように注意する必要があります。

ミクニヤでは、耐荷重やサイズ、設置についてなど、スチールラックに関するご相談を、チャットやお問い合わせフォームから24時間いつでも受け付け中です。

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1台だけで使用(自立)できる棚。
増連型

増連型

単体型の支柱を利用(共有)して横連結が出来る部材。支柱の本数は2本。足りない2本は単体型と共有して使用します。増連型だけではご使用頂けませんのでご注意下さい。
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ボルトタイプについて

ボルトレスラック
ボルトを一切使用しないスチール棚。ボルトを使用しないので、棚の組み立てや段の移動が簡単に出来ます。
対応耐荷重① 150kg、200kg、300kg、500kg
ボルト式ラック
ボルトを使用して組み立てるスチール棚。一般的に同じ耐荷重ならボルト式の方が強度や揺れに強いです。500kg以上はボルト式棚をお勧めします。
対応耐荷重① 100kg、150kg、300kg、500kg、1000kg
セミボルトレスラック
天板と地板はボルト締めで、中板をフック金具を使用してボルトレスにしたもの。
対応耐荷重① 100kg、150kg
組立簡単ラック
弊社オリジナルのスチール棚。従来のアングル棚に特許を取得した弊社考案のスイング式コーナー金具を使用する事によって、組立に使用するボルト数を8本まで減らした組立簡単なスチール棚です。
対応耐荷重① 100kg
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カラー
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素材について

スチール
鉄製のラック。一般的なラックで屋内でのご利用でしたら一番おすすめです。屋外でのご利用を想定している場合、焼付塗装をしているので、ある程度の防錆効果はありますが傷が付くとそこから錆びていきます。種類・サイズが豊富で一番安価な棚です。
ステンレス【SUS304】
ステンレス製のラック。SUS430よりも耐熱性・耐食性・耐久性に優れています。非常に錆びにくい素材なので、屋外・水場・クリーンルーム等でのご利用におすすめです。オーステナイト系で磁性を持ちません。一番高価な棚です。
ステンレス【SUS430】
ステンレス製のラック。耐熱性・耐食性・耐久性に優れています。錆びにくい素材なので、屋外・水場・クリーンルーム(クラスの高くないもの)等でのご利用におすすめです。フェライト系で磁性を持ちます。SUS304よりは安価な棚です。
高耐食めっき
鉄に特殊なメッキ層を被膜させていて、優れた耐食性・耐久性を兼ねそろえたラックです。屋外・水場でのご利用にも向いていますが、経年劣化によるメッキ剥離のリスクもございます。スチールとステンレスの間位の価格帯です。